ジムチョーのような性格だと突発的にかゆみが出る?
Clin Dermatol. Author manuscript; available in PMC 2013 Jun 24.
Psychosomatic factors in pruritus(海外論文サイトへ飛びます)
日本語題:掻痒症における精神的な要因
「かゆみ」のメカニズムについてはいろいろ論文を読みました。
かゆみ誘発物質もわかりました。
「かゆみ」の論文を読むと精神的な要因についての記載が多いです。
Among psychiatric inpatients, idiopathic itch was found to affect 36% to 42% of the patients and was more frequent in those who exhibited anger-trait, angry temperament, and ruminative catastrophization.
和訳と要約
「精神疾患で入院していてかゆみを訴える36%~42%は怒りっぽい、繰り返し反発する性質があった。」
どうして精神疾患で入院している人を調査したのか。
憶測ですが、「かゆみ」で入院するという人はあまりいない。
かゆみを研究するならば、長期間入院していてさらに体を起因とするかゆみを持っていないとなると。
精神疾患で入院している方が適しているということと予想します。
問題として、何をもって怒りっぽいと表現するかは難しいです。
In patients with neurodermatitis, underlying conflicts such as strain relationships, humiliation, and performance demands can precipitate and aggravate scratching when such psychological tensions were unable to be expressed directly. Scratching provides immediate relief of an unpleasant sensation and may be a portal for reduction of inner tension.
和訳と要約
「神経皮膚炎の患者では、心理的緊張を直接表現することができない場合には、緊張関係、屈辱、演技要求などの葛藤が起こり、引っかいてしまう。かくと、不快な感覚を即座に緩和してくれる。」
この論文に、特に頭や顔が多いというのも出てきます。
ジムチョーは短気と書きましたが、仕事をしている時に顔をこすったり頭をかいたりしています。
それは緊張状態にあるからでしょう。
無意識でかいているからか、つめを立て全力でかいています。
ずっと穏やかでいるのはなかなか難しいです。
そして「かゆみ」で悩んでいる方はずっと我慢をしている。
緊張状態が続いているわけです。
爆発して無意識でかいてしまって、さらにストレスが溜まる。
これが悪いスパイラルの始まりです。
まずは、かゆみを我慢しないでいい状態にする。
かゆみを抑えることですね。
日常生活でイライラすることも減るのではないでしょうか。
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