アトピーの方の化粧品の選び方から学ぶ危機管理
東京女子医科大学皮膚科 有川順子
アトピー性皮膚炎患者のQOLと化粧品 ─化粧によるメンタルケアを含めて─
から引用いたします。
このコラムではどうして「かゆみ」が起こるのか、どうしたら治まるのか。
それを中心に国内外問わず、論文を読んでいます。
アトピーや肌荒れの方の気の配り方は参考になるなと思いました。
今回は「かゆみ」ではなく。
「かゆみの方から学ぶ」をテーマに書きます。
化粧品の購入場所はカウンターで相談できる点でデパートが72%と圧倒的に多かったのに対して、健常人ではドラッグストアが多く、購入場所も多岐にわたっていた
アトピーの方はドラッグストア46%、健常人のデパートは47%と両者とも低くはないです。
ただ、デパートで購入の72%は多いですね。
自分の肌に合うのかと、デパートだと塗り方の相談もできるので。
化粧品の使い方まで聞くことができることがこの高さを出しているのでしょう。
購入するときに気をつけていること。
敏感肌かどうかがとても高い。
それだけ肌に気を配っている。
逆に肌トラブルがない方は、雑誌でよさそうなもの、特に気にしないが高くなっていますね。
自分に合っているのかを気にする。
これを薬に置き換えると、薬が合っているのかを気にする。
これはいいって雑誌に書いてあったから、ネットにあったから。
ではなく、自分に合っているものを探す姿勢は参考にされたらと思います。
その理由は化粧がもっと上手になりたいから、自分の化粧に自信がないといった意見が多く、同じ質問をした健常人ではどれだけ変わるか、きれいになるか見てみたいといった変身願望の意見が多かったのと対照的だった。
そこで、次に化粧指導のもたらすAD患者のメンタルな変化についても検討を行ったが、指導前の心理テスト(STAI)結果と比べると状態不安が4人とも62~88%に低下していた。
化粧をする人が80%を越えていることも考え合わせると、軽度の皮疹であり、使用する化粧品を選べば、化粧は心理的な満足と安心と自信をうみ、日常生活に活力を与えてくれるのではないかと思われる。
肌は目に見えるので気になりやすく、気分の変動に影響を与えやすく。
化粧の技術に自信がなくなる、これはアトピーとは関係ないですが。
お肌の自信のなさが、他の事に影響をしてしまっている。
しっかりとしたケアをすることで自信が生まれる。
これは「かゆみ」でも同じです。
「かゆみ」が治まるとゆっくり寝れる。
そして快適な朝を迎えられる。
「快適」な状態を知ると、日常生活に活力が生まれます。
あと、「かゆみ」と関係ありませんが。
専門外ですが、「歯の痛み」も日常生活を悪化させます。
おいしく食べて、快適に寝る。
これができると、本当に生活が充実します。
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