「じんましん」の平均的な期間は1年~5年!!インドのじんましんレポートを読んで
Indian Journal of Dermatology 2018 Jan-Feb; 63(1): 2–15
Consensus Statement for the Diagnosis and Treatment of Urticaria: A 2017 Update (海外論文サイトへ飛びます)
日本語題:じんましんの診断と治療法の報告 2017年改訂版
によると。
蕁麻疹(じんましん)はどれくらいの人がなるか。
Lifetime prevalence for urticaria is reported as 7.8–22.3%, with point prevalence being 0.5–1.0%.
The exact prevalence in India is not known.
和訳と要約
「生涯発症率は7.8-22.3%、この時点での有病率は0.5-1.0%。
ただし、インドの正確な罹患率はわかっていないと補足しています。」
蕁麻疹(じんましん)の平均発症期間です。
CSU is a chronic disease whose duration is estimated to be 1–5 years on an average. Of the diagnosed CSU patients, 50% resolves within 6 months of onset. Another, 20% resolves within 3 years. Further, 20% resolves within 5–10 years. However, 2% of CSU cases may take up to 25 years to resolve. There are reports to suggest in very rare situation; CSU can persist for up to 50 years.
和訳と要約
「CSU(慢性蕁麻疹)は平均すると1-5年の発症期間がある。50%の人が6ヶ月以内で解決、20%の人が3年以内、また20%の人が5-10年以内。2%の人が25年かかり。本当にまれなケースとして、50年という人もいる。」
じんましんにも、慢性蕁麻疹というものがあります。
じんましんは、ずっと出続けるわけではなく。
出ては治まり、出ては治まりを繰り返す。
それが平均すると1-5年あるそうです。
平均の幅が大きいと感じますが。
蕁麻疹という症状からは、それくらい幅があるのでしょう。
非常なまれなケースとして、50年とあります。
インドの平均寿命を調べてみました。
68.35歳(2015年)
ジムチョーが言うように、これで考えると一生ですね。
日本の場合だともっと長い可能性もあります。
みやこ内科クリニックでは30年悩んでいるという方が来られました。
蕁麻疹は、疲れたときにブツブツができて。
数日で終わりではなくて。
体のどこかにできてはひいてを繰り返す。
長期にわたる病気だとわかってもらえたらとこのコラムを書きました。
蕁麻疹(じんましん)ってそもそもなに?
「アレルギー性皮膚炎」です。
何かの刺激によって炎症を起こして、肌がかゆくなる。
決して、肌が炎症を起こしているわけじゃなくて。
体の中から起きている場合もあります。
かゆみが継続して起こっているなと感じたら。
相談してください。
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