よく言われる、お肌の曲がり角ってある？それはいつ？

かゆみ相談をしていると、年齢によって相談内容が変わる。

若い年齢だと「アトピー」「ニキビ」「蕁麻疹」が多いです。

年齢を重ねると「アトピー」「乾燥肌」「敏感肌」「肌荒れ」「蕁麻疹」など肌トラブルが増えます。

お肌の曲がり角ってよく聞くけど、いつなのか？

調べたら、昭和38年のマダムジュジュの広告からという説が有力です。

To investigate cutaneous aging patterns of residents in Hangzhou, Zhejiang, China, and their contributing factors.
The patterns of skin aging are characterized by ethnic specificity among different peoples for example, pigmentation and wrinkling patterns in yellow skin share little common features with those in white skin .

和訳と要約

「中国の浙江省、抗州市の住民の皮膚老化パターンとその要因を調べる。

肌の老化パターンは、民族によって特徴があります。例えば、黄色人種と白色人種では色素沈着とシワのパターンの共通点はほとんどない。」

お肌の曲がり角、肌のタイプによって異なります。

今回は、中国浙江省の場所はここです。

若年層：18歳から29歳

中年層：30歳から49歳

高齢層：50歳から81歳

この論文の中で一番驚いたのはこの区分けです。

30歳から中年層ってのは驚きですね。

Results: Facial wrinkling first occurred at 21 years of age and skin elasticity began to lose at 22 years of age. In middle-aged and old people, facial wrinkling and looseness escalated with the increase of ultraviolet (UV)-exposure time, indicating the accelerating effect of a higher accumulative dose of UV radiation on skin aging.

和訳と要約

「結果：21歳からしわが入り始めて、22歳からたるみが始めた。中年層と老年層はしわと弾力はUVに当たっていた時間が多いほど増えていった。」

外にいる時間が多いほどしわや弾力低下が大きくなる。

日光に当たる時間を減らす。

外では日傘というのは大事ですね。最近は男性でも日傘を使っているのを見ます。

日中は日傘を差した方がいいですね。

However, in the young group, the effects of outdoor time, Fitzpatrick type and skin type on the aging signs seemed limited. Notably, 6 out of 14 subjects with moderate wrinkling in the young group complained of spiritual stress, and 1 with bad elasticity had strong addictions to smoking and drinking.

和訳と要約

「若年層では、肌の質や日光での影響は限定的。しわを有する14人中6人はストレスを訴え、肌の弾力が低下していた1人は喫煙と飲酒をしていた。」

若年層は日光では差はなかったけど、ストレスは影響している。

今回の研究は目の周辺のしわを調べています。

考えたり悩んだりすると、眉間にしわが寄ってしまいます。

悩んだ顔をしてみたら、目じりにもしわができました。

お肌の曲がり角と考えると、若年層というよりは中年層かなと私は思いました。

30歳以降は、日光に気をつける。

日光アレルギーの相談は今年はとても多いです、ちなみに11月でも来られます。

日傘を差しましょう。肌が荒れると後ろ向きになってしまいます。

肌にかゆみが出ると、それがストレスになってまた肌に影響してしまいます。

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今回引用した論文

Survey on skin aging status and related influential factors in Southeast China（海外論文サイトへ飛びます）

日本語題：中国東南部の皮膚老化状態と関連要因に関する調査

著者：Yi-na Wang, Hong Fang, Wei-fang Zhu