【リラックス】木に触ると癒される。でもやり方を間違えると、うわ~~ってなる。
Physiological Effects of Touching Wood(海外論文サイト)
日本語題:木に触れることの生理効果
著者:Harumi Ikei,† Chorong Song,† and Yoshifumi Miyazaki,
「かゆみコラム」で世界中の論文を読むと。
ストレスを感じると「かゆみ」を感じることがわかりました。
「かゆみ」治療をした後ですね。
コントロールするための方法を探してみます。
This study aimed to clarify the physiological effects of touching wood with the palm, in comparison with touching other materials on brain activity and autonomic nervous activity.
Plates of uncoated white oak, marble, tile, and stainless steel were used as tactile stimuli. After sitting at rest with their eyes closed, participants touched the materials for 90 s.
和訳と要約
「この研究では、手のひらで木を触れることが他の物質を触れるよりも生理的効果にいいことを明らかにすることを目的とした。
触れる刺激として、白のオーク、大理石、タイル、ステンレスを用いた。目を閉じ休息した後90秒間材料に触れてもらった。」
オークは、アメリカやヨーロッパでは家具や床材に使われています。
木材って温もりを感じますよね。
目を閉じた状態で触ってもそうなのか?という実験です。
Previous studies on the physiological effects brought about by forests, which are a typical natural environment, have demonstrated that looking at forests can decrease total oxy-Hb concentration in the prefrontal cortex , increase parasympathetic nervous activity , and decrease heart rate or pulse rate compared with observing an urban area. Our findings concentrated on the tactile stimulating effect of wood are consistent with those of previous studies.
和訳と要約
「森林を見ると前頭前野皮質のoxy-Hb濃度を低下させ、副交感神経活動を増加させ、心拍数または脈拍数を低下させる。木材の触覚刺激効果に集中した我々の研究結果は、この研究結果と一致している。」
木材に触れると、森林を見るのと同じ効果があった。
脈を落ち着かせ、副交感神経というリラックスしたときの神経を優位にする。
穏やかな気持ちにした。
ということで、実験をしてみました。
弟でもある事務長に公園を散歩して、木に触ってもらいました。
戻ってくると、「散歩は気持ちよかったよ。触るのはさ、なんか手にいっぱいついて。いい気分はしない。手を洗いたくてしょうがない」とのことです。
この論文をよく読むと。
綺麗でコーティングなどもしていない木材でした。
都市部の木には、排気ガスなどの大気中の汚れなどが付着しているのでこの効果は期待できませんが。
家の中の家具で1つくらい木材のものを入れてみるのも、ストレスを和らげるかもしれません。
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