やる身になれ!!研究者は難しいことが多すぎるという斬新なレポート

やる身になれ!!研究者は難しいことが多すぎるという斬新なレポート

Br J Dermatol. 2017 Sep; 177(3)

Systematic review of self‐management interventions for people with eczema

日本語題:湿疹がある人たちへの自己管理介入のレビュー


かゆみ治療に限らず、治療には自己管理は大事です。

多くの人は意識しないでも行っています。

例えば、風邪だったら早めに寝るとか。

それに対してかゆみはどうかと調べていました。


Our review complements and extends a number of related reviews that have recently been published, which examine the effect of psychological and educational interventions for eczema on treatment adherence, disease severity and quality of life.

和訳と要約

「私たちは、治療と病気の重症度および生活の質への湿疹の心理学的および教育的介入の効果を調べた。」

13個のレポートを元に介入の効果を調べたそうです。

その結果何がわかったのか。

However, unfortunately, we are in agreement that there is still uncertainty about whether educational interventions are effective in improving quality of life for people with eczema most studies of parental education for eczema have been small and of poor quality and it is unknown which particular components are clinically effective and cost‐effective in different clinical settings.

和訳と要約

「残念なことに、湿疹のある人への教育介入が生活の質に効果があるのか不確実。親への教育に関する研究はほとんどなく、質が低く、臨床的に費用対効果が低い。」

親への教育が足りない。

親へのサポートが低いということですね。

小児の場合は親がポイントになることはだれでもわかる。

大きな問題はこれだと書いています。


In addition to improving the reporting of trials , researchers should recognize that all interventions to promote self‐management are complex, and their development, description and evaluation should follow an appropriate framework.

和訳と要約

「研究者は、試験の報告を改善するだけでなく、自己管理を促進するためのすべての介入が複雑であり、開発、記述、評価が適切な枠組みにしてフォローすることを認識すべきである。」

研究者は介入が複雑だってことを認識して、フォロー可能なものにしましょう。

確かにそうですね。

自己管理するために、複雑になったら親は疲れてしまいます。

継続的に管理できるような

シンプルなものを開発していこう。

確かにそうですね。

研究者だけではなく医師も気をつけなければいけないです。

こちらのものを押し付けてしまわないように。

親へのサポートも行っています。


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「かゆみ」コラム 〜愛知県春日井市 みやこ内科クリニック〜

愛知県で体の中からかゆみ治療をしているみやこ内科クリニックです。体がかゆい、薬を塗ってもかゆい、かゆくて寝られないなど、かゆみの相談を毎日受けています。「かゆみ」の相談をする場所が少ないこともあり、他県からも来院されます。かゆみはつらい症状の一つで治療ができるのだということが世の中に広まればと思い、このコラムを書くことにしました。