「かゆみ」治療が難しいのは人それぞれだから
J Clin Aesthet Dermatol. 2009 Jul; 2(7)
Pruritus An Updated Look at an Old Problem
日本語題:かゆみ~昔の問題を見直す~
「かゆみ」がつらいのは「かゆみ」の原因が多い。
Itch has been categorized into the following four classifications: cutaneous, neuropathic, neurogenic, and psychogenic.
和訳と要約
「かゆみは皮膚、神経性、神経原性、心理性の4つに分類される」
かゆみ自体が、皮膚疾患もあれば神経性、さらには心の問題まである。
これだけ多くの原因があれば治療法も様々になります。
Pruritus is a common symptom seen in various skin conditions as well as systemic disorders. Treatment of this symptom is often confounded by the fact that the causes are often multifactorial and involve more than one mediator. Moreover, the etiology is not identified in as many as 50 percent of patients.
和訳と要約
「かゆみは、様々な皮膚状態および全身性障害において見られる共通の症状である。この症状の治療は多くの場合、原因や関わっているものが多岐にわたる。さらに、病因は50%で特定されていない。」
かゆみの原因はたくさんある。
「かゆみ」の原因の50%は特定すらされていない。
これに対して、この論文の中での答えがこれです。
When evaluating the patient with significant pruritus, the physician should obtain a careful history, paying attention to the severity and quality of the itching and the influence of environmental factors.
和訳と要約
「かゆみを有する患者を診断するときは、かゆみに影響していることや経緯を注意深く知ること。」
たくさんの原因があるということは、それぞれに治療法がある。
かゆみが出る時間、日中なのか夜なのか。
どんな時にかゆみが出るのか。
お薬手帳も大事な情報です。
生活スタイルも違います。
治療法はこれしかないと思い込まず。
それらを考えて治療法を一緒に探すことが「かゆみ」治療だということです。
ただ、あなたに合った治療法が100%あるとは言い切れないです。
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