愛は痛い!!
Love hurts: an fMRI study.(海外論文サイトへ飛びます)
日本語題:愛は痛い:fMRIでの研究
「かゆみ治療」をすると、家族が付き添いで来ることがあります。
家族は辛い姿を見てるからと思っていました。
その時にこのレポートで少し違うことに気が付きました。
In this functional MRI study, participants were exposed to animated stimuli depicting hands or feet in painful and non-painful situations, and instructed to imagine these scenarios from three different perspectives: self, loved-one and stranger after being primed with their respective photographs.
和訳と要約
「このMRI研究では、苦痛を与えないで手や足に苦痛を感じるアニメーションで刺激をした。自分の顔、愛する人の顔、知らない人の顔で加工して3つの異なる視点で感じてもらった。」
映像だけです。
「かゆみ」を感じている家族はどのように脳が反応しているかがわかります。
家族が辛いのを見ていることがどの程度辛いのかがこれでわかります。
Specifically, adopting the perspective of a loved-one increased activity in the anterior cingulate cortex and insula, whereas imagining a stranger induced a signal increase in the right temporo-parietal junction (TPJ) and superior frontal gyrus.
These results demonstrate that intimacy affects the bottom-up information processing involved in empathy, as indicated by greater overlap between neural representations of the self and the other.
和訳と要約
「愛する人の時には、脳の前部とinsula(島皮質)が活性化したが身近ではない人ではTPJと脳の上部が活性化した。
これらの結果は、親密さが共感がボトムアップしてくる情報の処理に関わっていて、親密さが神経反応が重なりがより大きくなる。」
身近だと認識していればしているほど、脳の活性化する場所が違う。
愛情があるほど、自分のことのように感じる。
もしかすると、自分ではどうすることもできないという気持ちも重なり。
家族は家族でつらい。
逆を考えると、家族が幸せであれば幸せを感じることができるのかな。
「かゆみ」でつらい時に家族はあえてリラックスする。
幸せの共感でかゆみを緩和できないかなとふと思う。
そんなことをふと思いました。
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