「かゆみ」や「痛み」はその場所が気になって作業に支障が出る?
Do Tonic Itch and Pain Stimuli Draw Attention towards Their Location?(海外論文サイトへ飛びます)
日本語題:「かゆみと痛みの部分に注意を向けてしまうか?」
「痛み」や「かゆみ」が起きたとき、人間はどのような行動をしてしまうのか?
「かゆみ」や「痛み」がちょくちょく起きると気になるか?という実験。
The present study investigated whether attention of healthy volunteers would be spatially drawn to the stimulus location early on during tonic itch and pain stimuli, and, whether they would disengage their attention away from the stimulated location later on during stimulation.
和訳と要約
「この研究では、電気刺激による痛みとかゆみの間そこに集中して電気刺激を与えるのをやめたらそこから意識が離れるかを実験した。」
電気刺激で人工的に起こした「痛み」や「かゆみ」集中力が途切れるのかを実験。
集中力が途切れるということは作業効率が落ちますし。
その分、不快な状態を味わわないといけない。
Exploratory findings indicate that pain may interfere more in attentional processing than itch, as overall reaction times (i.e., independent of stimulus location) were slower during pain than during itch.
Reversely, participants may have better been able to ignore the itch and therefore perceived itch less intense during the attention task, akin previous findings showing that focusing away from pain can result in less intense pain .
Of the psychological characteristics the individual levels of catastrophizing of physical sensations and neuroticism were related to a higher attentional bias index for itch.
和訳と要約
「痛み刺激を与えられている間の方がかゆみ刺激のときよりも作業が遅かった。
痛みを抱えている人に注意喚起をする方が効果的だ。
逆にかゆみを無視できたかもしれない。刺激中に激しいかゆみを感じることがなかった。
心理学的特徴のうち、身体感覚および神経症では、かゆみに対してはより高い注意バイアス指数と関連していた。」
ここから推測すると、「かゆみ」よりも「かゆみ」で悩み。
その悩みがストレスや不眠を生んで、その結果として作業効率が落ちている。
そんなことがこの論文からわかりました。
夜にかゆみが強くなるという報告が多くあります。
日中はやることがあり、そのため注意が他に向いている。
夜になると「かゆみ」に集中してしまい。
「かゆみ」を強く感じてしまうのかもしれないです。
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