【かゆみの行動経済学】人間は知っているものが一番って思ってしまう

【かゆみの行動経済学】人間は知っているものが一番って思ってしまう

行動経済学って小難しそうですが、簡単に説明すると。

「計算したら損なことなのに、なぜか損な行動をしてしまうことがある。」

相田みつをさんの「人間だもの」って感じですね。

人間はこういう行動を取ってしまうってことを知っていれば、何か問題が起こったときの判断の手助けになります。

詳しくはこちら、今年のノーベル経済学賞「行動経済学」は何が凄いのか


今回は、知っているものが一番と思ってしまう。

こんなことはないですか?

綺麗な女優さんが「これは肌にいいので使っています。」とブログを書く。

そのブログを友人がSNSで「これ本当によかった。」と発信。

よし、使ってみよう。

一見良さそうですよね、私もそうなんだと思います。

でも、「自分の肌に合っているものが肌に一番いい」が正解です。

人に合っても自分に合うかどうかは別問題。


みんなが言っているからこれが一番いいって思い込んでしまう。

これを行動経済学では「ヒューリスティク」と言います。


人の意見を聞く、口コミを見て始める。

スキンケアのきっかけとしてはとてもいいです。

そして使ってみてよければいいわけです。


自分に合わなくて、「かゆみ」が出てしまった場合。

みんながいいって言ってるのに、合わないわけがないとやり続ける。

これはよくないです。

悪化して後悔しますしね。

下手すると「あの人いいって言ったから使ったのに」

と人間関係すら悪くなりかねない。


こんなときは「ヒューリスティク」が働いているなって思ってください。

冷静に「自分に合っているものが一番いい、これはみんなには合っていたけど自分には合わなかっただけ」と判断しましょう。

使用をやめて医師に相談しましょう。



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「かゆみ」コラム 〜愛知県春日井市 みやこ内科クリニック〜

愛知県で体の中からかゆみ治療をしているみやこ内科クリニックです。体がかゆい、薬を塗ってもかゆい、かゆくて寝られないなど、かゆみの相談を毎日受けています。「かゆみ」の相談をする場所が少ないこともあり、他県からも来院されます。かゆみはつらい症状の一つで治療ができるのだということが世の中に広まればと思い、このコラムを書くことにしました。