敏感肌の定義を、敏感肌の人たちと話し合って決めました
An Expert Position Paper from the Special Interest Group on Sensitive Skin of the International Forum for the Study of Itch
Definition of Sensitive Skin(海外論文サイトへ飛びます)
日本語題:敏感肌の定義
敏感肌、日本だけなのかと調べていたら上のレポートを発見。
海外でも、sensitive skinというものがあり
困っている人が多くいることがわかりました。
Using the Delphi method,sensitive skin was defined as “A syndrome defined by the occurrence of unpleasant sensations (stinging,burning, pain, pruritus, and tingling sensations) in response to stimuli that normally should not provoke such sensations. These unpleasant sensations cannot be explained by lesions attributable to any skin disease.
The skin can appear normal or be accompanied by erythema. Sensitive skin can affect all body locations, especially the face”.
和訳と要約
「敏感肌は、本来そのような感覚が起こらない刺激に対して(ピリピリ、熱感、かゆみ、うずく)などの不快な感じがする状態。これらは、皮膚の病気が原因ではない。
皮膚が異常かというと、赤みがある場合もあるがそうではない場合もある。」
これが「敏感肌」の定義です。
病気ではないけど、症状はある。
そんなところですね。
この定義ができるまでに、5段階にもわたって敏感肌を訴える患者さんと討論。
その結果できたものです。
ただ、これには問題があるとも言っています。
The major strength of the current definition is the fact that it was elaborated after an extensivediscussion including the application of the Delphi process and approval by all co-authors from various countries and continents independently of any commercial influence. However, as limitations, we would consider the fact, that sensitive skin is defined mostly on the patients’ complaints and cannot be precisely confirmed by any objective measurements. Furthermore, the definition is rather general and, in fact,may cover different conditions under the umbrella term of sensitive skin. Future studies are needed to establish the specificity and sensitivity of this definition.
和訳と要約
「今回はデルファイ法を使って、商業的な目的なしで行った。そして多くの国から参加してもらったが、患者さんの主観がほとんどで客観的に判断することは難しいということ。
これからも研究は続けていかないといけない。」
肌に不快な症状を持っている方々は、こんな違和感がきっかけもなしに感じている。
ただ、本人以外はわからない。
「かゆみ」治療に活かせないかと考えて読んだのですが。
一生懸命読んだのに、みんなそう思ってるよという結末でした。
う~~~ん、ま~こんな回もあっていいかな。
「かゆみ」が起こるきっかけは人それぞれでこれだと断言できない。
なので、全ての人にこれだというものはないです。
「かゆみ」で悩んでいる人は相談してください。
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