アトピー性皮膚炎の方がどのタイミングで「かゆみ」を感じるかを記録した
Japanese Society of Psychosomatic Medicine
自覚症状と他覚所見の解離(外部サイトへ飛びます)
よりますと。
起きたとき、帰宅したとき、寝る前など生活の中の決まった時間に集中してかいてしまう患者は少なくない。
集中できない時やイライラしているときはかいてしまう。
夕方になると寝る前にかいてしまうことを考え憂鬱になるという患者もいる。起きたとき、帰宅したとき、寝る前など生活の中の決まった時間に集中してかいてしまうという患者は少なくない
このコラムの 第15回「かゆみ」は嗜好品でも書いたように。
「かゆみ」は脳が快楽を覚えるとかくのが習慣になってしまう。
最初は「かゆみ」を感じるからかいていたものが。
時間を経過する、慢性化すると。
かくことが習慣のように決まった時間にかいてしまう。
この論文の中にもこのように書かれています。
掻破はかゆみに対する生理的な反射行動であるが、慢性、難治となった患者の場合、必ずしもかゆみを伴っておらず、生活の中で習慣的に繰り返し行われていることが少なくない。
「かゆみ」が長期に及ぶと。
「かゆみ」を感じていないのに掻破行為を行ってしまう。
癖になってしまうわけです。
生理現象だったはずが癖になる。
癖になってしまったものをやめるのはこれは難しいです。
癖になる前、「かゆみ」を感じている時に早期に対策をする方がいいことがわかります。
また、この論文の中にどんな人が悩みやすいかというと。
神経質な方が多いと書いてあります。
そのため、かいたらダメってわかっているけど。
かいてしまい憂鬱になるのかなと考えられます。
「かゆみ」悩まずに相談してくださいね。
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